ベトナムに初めて行くのであれば、現地で調達できるもの、できないものが分からずどこまで日本から持っていけばよいのか迷いますよね。
でも旅はお土産を買うことを考えると、行きはできるだけ身軽にしたいと思うことでしょう。そこで、ベトナム旅行で絶対に必要なものから、便利なもの、おすすめの持ち物まで必要性の高いものから順番にご紹介していきます。
上から順番に必要性の高いものとなっています。こちらの記事を参考にして、ベトナム旅行への持ち物を考えてみてくださいね!
【目次】
忘れると大変!ベトナム旅行に絶対必要な持ち物とは?
こちらの項目はベトナム旅行に行くのであれば必須の持ち物をご紹介していきます。必須と言ってもベトナムに行くのには最低限パスポートとある程度の現金(日本円でOK)さえあれば問題ありません。
パスポート、ビザ(15日以上の場合)
ベトナムに限らず海外へいくのであれば、パスポートは必須です。ただしパスポートを持っているだけでは十分ではありません。ベトナムへ滞在するためには「出国時に6ヶ月以上」の有効期間が必要です。また、ビザなしの場合は「前回のベトナム出国から30日以上経過」している必要があります。
ベトナムに15日以上滞在する場合、もしくは前回のベトナム出国から30日以上経過している場合は「ビザ」が必要です。必要なビザの種類、金額などはベトナム大使館のホームページなどで確認しましょう。
ベトナムドンとクレジットカード
ベトナムの通貨は「ベトナムドン」です。クレジットカードが使える店も増えてはいますが、ローカルのショップはほとんど使えないため、「ベトナムドン」の現金が必要です。なお、以前はドルを使えていた店もありましたが、現在では空港や一部の観光地以外ではほぼ使えないと考えておいた方がよいでしょう。
ベトナムドンはベトナムの空港で円から両替できるので、日本で用意する必要はありません。また物価の安いベトナムでは大量の現金は必要なく、ホテル代以外に1日最低で3,000円ほど、多くても5,000円ほどあれば十分足りるでしょう。
滞在日数 × 一日にかかる費用+ホテル代を日本円からベトナムドンへ両替しましょう。ホテルではクレジットカードが使えることが多いので、その場合は両替は生活費だけでも十分でしょう。
スマホと充電器
海外に行くと日本で使っているスマホが使えないと思っていませんか?ベトナムは違います。ベトナムは日本よりずっとフリーwifiの普及率が高いため、ネットだけであれば日本で使っているスマホをそのまま使い続けることができます。
今はラインなどのアプリを使えば音声通話をすることもできるため、ネットがどこでもつながるベトナムはスマホを使うのにとても便利な環境です。
ただし移動中や屋外にいる時などwifiが使えない環境でもいつでもネットや電話を使いたいのであれば、ベトナムの空港でsim購入しましょう。
旅行期間中だけの期間限定simであればデータ(3GB〜8GBほど)と通話で1,000円〜2,000円ほどで購入可能です。
変圧器、変換プラグは必要ない
ベトナムと日本の電圧は異なりますが、携帯電話やパソコンは海外対応になっているものが多いため、通常は問題ないでしょう。
しかし問題はコンセントの差し込み口です。ベトナムではコンセントの差し込み口が2つの場合と3つ穴タイプのものがあり、日本のものとは少し形状が違います。しかし基本的に、日本の2つ穴タイプのコンセントプラグがそのまま使えるので心配いりません!
困ったときに使えるベトナム語フレーズ
持ち物に関して困ったとき、ホテルやお店で使えそうなベトナム語のフレーズをいくつかご紹介します。
■ ○○を置いていますか?:Anh / Chị có ○○ không?(アイン / チ コー ○○ コン?)
■ 携帯の充電器を貸してもらえますか?:Anh / Chị có thể cho tôi mượn một bộ sạc di động?(アイン / チ コーテー チョートイ ムオン モッ ボ サック ジードン?)
■ 変圧器を売っていますか?:Anh / Chị có bán máy biến thế không?(アイン / チ コー バン マイ ビエン テー コン?)
■ スーパーマーケットはどこにありますか?:Siêu thị ở đâu?(シエウティ オー ダウ?)
■ 携帯ショップはどこにありますか?:Cửa hàng điện thoại di động ở đâu?(クアハン ディエントァイ オー ダウ?)
持っててよかった!ベトナム旅行に持っていくと便利なものとは?
ここからはベトナム旅行の必需品ではありませんが、現地調達が難しいので日本から持っていくと便利なものをご紹介していきます。
虫除けスプレー
温度が高く湿度の高いベトナムは蚊が生息するには絶好の条件が揃っています。日中で気温が高く猛暑の時間帯には蚊も飛んでいないのですが、朝晩などの少し気温が下がる時間帯や、涼しい季節には蚊が多く発生します。
東南アジアではデング熱や日本脳炎など蚊を媒介として発病する伝染病もあるため、虫除けスプレーなどを利用して、蚊にさされることをできる限り防ぐようにしましょう。
高級ホテルやレストランではペストコントロールが徹底されており、蚊などの害虫を見かけることは少ないのですが、普通の路地やローカルのレストランなどでは蚊だけでなく様々な虫が多く潜んでいます。
日焼け対策グッズ
日本よりも赤道に近くなるベトナムは、同じ気温でも日本よりも日差しが強くあっという間に日焼けをしてしまいます。とくにベトナムのビーチリゾートでは肌を露出する機会も多く、気づかないうちに日焼けをして、肌を痛めてしまうことがあるでしょう。
ベトナムではビーチリゾートだけでなく都市部でも日焼け止めクリームのほか、帽子やサングラス、長袖の羽織などの日焼け対策グッズを持っていくことをおすすめします。
折り畳み傘
ベトナムは北部、中部、南部で気候が違いますが、中、南部の雨季には猛烈な雨が突然降り出すことがあります。外を歩いている時にいきなり雨に振られることもあるため、屋内に移動するまで一時的に雨をしのげるよう、折り畳み傘を携帯していると便利です。
ちなみに中、南部の雨季でスコールが始まったら外で歩くことは諦めて、屋内へ避難ししばらく待つことをおすすめします。雨は短時間で止み、やがて明るい空が広がるでしょう。
ウェットティッシュ
ベトナムの高級料理店や日系のレストランへ行かない限り、食事の前におしぼりやウェットティッシュが出てくることはありません。
食事をする前に手を拭いてすっきりさせたり、衛生環境の微妙なお店では使う箸やスプーンなどを食事前に拭いたりと、ウェットティッシュは携帯しているととても便利なのでおすすめです。
マスク
ベトナムのハノイやホーチミンなどの都会ではまずバイクの多さにびっくりすることでしょう。歩道がきちんと整備されていない場所もあり、歩行者の真横をバイクや車がすりぬけていきます。バイクや車の排気ガスや粉塵など街を歩く時はマスクが欲しくなることでしょう。
またベトナムの都市部の大気汚染は深刻で、慣れないと喉を痛めることもあります。ベトナム旅行で体調を崩さないよう、日本で使っているような使い捨てのマスクを持っていくと安心です。
ちなみにベトナムにも使い捨てではない布製のマスクが売っており、バイクに乗るベトナム人の多くはこのような布製マスクをしています。
変圧器
ベトナムと日本の電圧は異なります。ベトナムでは「220V/50Hz」がほとんどなため、パソコンやスマホ以外で日本から電化製品を持っていく場合は、変圧器が必要です。
海外対応ではない電化製品を持っていく場合は、変圧器を忘れないようにしましょう。
常備薬(とくに腹痛用)
海外に行く時には、言葉や成分、品質の問題もありいつも使っている薬が手に入らないということが多いでしょう。もし同様の薬が売っていたとしても、別の国の人のために作られた慣れていない薬を服用するのは危険です。
またベトナムでは水道水が飲めませんが、ローカルの飲食店では皿洗いや野菜を洗ったりする時は水道水を使っていたり、飲み物に入っている氷には水道水を使っていることもあります。
水道水の問題を含めベトナムでは衛生面が日本よりも行き届いておらず、さらに食べ慣れないものを食べたり、ベトナムでお腹を壊すのはよくあるできごとです。
常備薬の中でも腹痛や下痢止めはぜひ携帯しておくことをおすすめします。何もないことが一番ですが、常備薬を持っているということが安心につながるでしょう。
耳栓
ベトナムは車やバイクが多く、さらにカラオケやパーティーで爆音で音楽を鳴らすことが習慣となっているため、騒音問題はどこでも発生します。
高級ホテル以外は防音設備も整っておらず、夜遅くまで騒音に悩まされることもよくあります。日本ほど建物の床や壁の材質がしっかりしていないこともあり、上や下、横の部屋の音が筒抜けということもあるでしょう。
そんな時に役立つのが耳栓です。騒音についてホテルのレセプションに訴えても解決されないことの方が多いので、自ら耳栓をして寝てしまいましょう。明日の体力を温存するためにも睡眠は大切です。
運良く静かな部屋で安心して眠れるかもしれませんが、ベトナムの騒音はベトナムに行ってみないとわかりません。保険で耳栓を持っていくことをおすすめします。
あるともっと楽しい!ベトナム旅行におすすめの持ち物
ここからはベトナム旅行になくても困りませんが、持っていくとベトナムの滞在をさらに楽しめたり、ベトナム人に喜ばれたりするようなおすすめの持ち物をご紹介します。
水着
ベトナムのビーチリゾート以外でも、例えばホーチミンを中心としたベトナム南部は常夏のため、1年中屋外のプールで泳ぐことができます。ハノイでも11月〜2月上旬までは少し寒くなりますが、2月中旬以降はプールで泳ぐことができるでしょう。
大型のホテルであればホテル内にプールがついていることも多いので、水着を持っていけばホテルでゆっくり滞在するときもプールで泳いだり、プールサイドでくつろいだりしてリゾート気分を存分に味わえます。
汚れてもいい服やサンダル
ベトナムは元々湿度が高くとくに雨季は雨が降ることも多く、しばしば道路が冠水したりドロドロになっています。また歩道が整備されていなかったり、ゴミが道に投げ捨てられていたりすることもあり、道全般がきれいではありません。そのため靴がすぐ汚れます。ベトナム旅行には革靴などはもってのほかで、できれば簡単に洗えて汚れても後悔しないサンダル類がおすすめです。
靴と同様に服も汚れます。車やバイクが多く排気ガスや粉塵がそこらじゅうで舞っていますし、突然の雨などでも汚れます。おまけに道端に並んでいる露天でローカルフードを食べるともなれば、服が汚れることは気にしていられません。
ベトナム旅行では汚れてもいい服や、サンダルで汚れなどを気にせずにいることが楽しむコツのひとつです。
ベトナム人へおすすめの日本のお土産
もしベトナムでベトナム人にお世話になるのであれば、下記のような日本のお土産が喜ばれます。
- 抹茶味系のお菓子(例:キットカットの抹茶味など)
- 日本のチョコレート(例:アルフォートなど)
- 日本製のサプリメント
- 日本ブランドの化粧品(例:肌ラボ、DHCなど)
あらかじめ連絡を取れるようであれば、日本から買ってきて欲しいものを聞いておくとよいかもしれません。ベトナムで買える日本製品もありますが、日本の値段の倍以上になっていることもあるため、代理で買っていってあげるだけでも喜ばれるでしょう。
まとめ
ベトナムに旅行にいく場合、最低限パスポートと現金さえあればなんとかなります。ホテルに泊まれば大抵のものは揃っており、ベトナムの都市部であればコンビニもスーパーもデパートも携帯ショップあるため、日本と変わらないほど商品は充実しています。
ただしあれば便利という品々は、ベトナムに行ってみないとわからないことが多く、日本でしか手に入らないものが中心なので必要に応じて持っていきましょう。
さらにもう一歩進んで持っていくとおすすめの持ち物は、よりベトナム滞在を楽しむためのものなので、余裕があれば考えてみてくださいね!
ベトナム単語短期習得プログラム
脳科学に基づいたイラストやリズムをつかったビデオで、計2,000以上の単語を短期で無理なく覚えることのできるプログラムです。
定番の単語から、あったらいいな!というベトナム語単語特集までぞくぞく新しいビデオ制作中です。
まずは「野菜」と「よく使う形容詞」の2つを無料公開中ですので、ぜひ御覧ください。