ベトナム語を使っている人もインターネットをしていると言えますが、ベトナム語での入力はどのようにしているのでしょうか?また、ベトナム語を学んでいる人も習ったばかりの言語を使ってベトナム語で検索してみたいですよね。
そこで、ベトナム語での入力はどのようにするのかということについてご紹介してみたいと思います。
ベトナム語を入力するためには日本語のローマ字入力のような仕組みがある
日本語で入力する時には「かな入力」というモードで入力する人もいますが、ローマ字入力を行っている人も多いと言われています。日本語と同じように、ベトナム語にも日本語のローマ字入力のような入力の仕組みがあり、慣れると結構サクサクと入力できると言われています。
ただし、そのままの設定ではベトナム語を入力することはできないため、まずは設定を行って、ベトナム語が入力できるようにします。
Windowsでの入力について知ろう
ベトナム語をWindowsで入力するためには、主に2つの方法があり、ベトナム語のキーボート入力方法にはTELEX入力とVNI入力があります。そのうち、TELEX入力という方法がベトナム語の入力では主流となっています。
それに対して、VNI入力という方法はベトナムの南部で使用している人も多く、数字キーも文字として入力するということになるという特徴がありますが、あまり使っている人はいないと言われています。ただ、この方法の方が慣れるとスピーディに入力できると言われています。
macでの入力について知ろう
ベトナム語をmacで入力するためには、windowsと異なり、ソフトはダウンロードせずに、macのキーボード設定から設定することが可能です。
macのベトナム語キーボードは多くの種類があるのですが、キーボート入力の主な方法が2種類あると言われます。先ほどWindowsの入力について述べたTELEX入力とVNI入力があります。そして、macでもいま最も使われるのがTELEX入力です。macでもベトナム南部で用いられているのは数字キーまで文字として扱われるVNIで、慣れるとTELEX入力よりも速く入力可能ですが使用している人は少ないです。
WindowsでもmacでもTELEXが主に用いられており、入力方法は共通しています。それでは、TELEX入力とVNI入力ではどのように入力が異なるのかご紹介していきます。
TELEX入力でのベトナム語の打ち方
WindowsもmacもTELEX入力とVNI入力は共通しています。そこで、TELEX入力とVNI入力で、これら2つの入力スタイルがどのように入力方法が違っているのかということについて次にご紹介しましょう。
TELEX入力でのベトナム語の入力について
TELEX入力で特殊文字とベトナム語調を入力する場合についてご紹介しましょう。この入力方法で、ベトナム語の特殊文字をパソコンに入力する時には、Ăという文字は A+Wで、âはA+Aで入力します。また、ĐはD+Dで、ÊはE+Eで、ÔはO+Oで打ちます。さらに、ƠはO+Wで、ƯはU+W、そしてƯはWと入力していきます。
ベトナム語声調で入力する時には、語尾を低く下げて発声するÒタインフイエンはO+F、語尾に向かって上げていくように発声するÓタインサックはO+Sで、一度低く下げた後に、語尾に向かって上げていくỎタインホーイはO+R、低いところから発生し始めて、急激に高く上げてから鼻孔を閉じるように止めるÕタインガーはO+X、そして低いところから始まって、さらに低いところで鼻孔を閉じるように止めるỌタインナンはO+Jという形で入力していきます。
VNI入力でのベトナム語の入力について
VNI入力でベトナム語を入力する時にはどのように入力すればいいのでしょうか。Ăという文字は「1」キーで、 は「2」キーで入力します。また、Đは「0」キーで、Êは「3」キーで、Ôは「4」キーで打ちます。さらに、Ơは「]」キーで、Ưは「[」キーで特殊文字を入力していきます。
また、ベトナム語声調の打ち方として、Ò タインフイエンは「5」キーで、Ó タインサックは「8」キー、Ỏ タインホーイは「6」キーで入力し、Õ タインガーは「7」キーで、Ọ タインナンは「9」キーで入力できます。
キーボードを使えるようにしよう
昨今ベトナム語を入力する際によく用いられているのがTELEX入力です。この入力を行うためには別途ソフトのインストールが必要になっています。その中でよく知られているのがUnikeyという名前のソフトになります。そこで、Unikeyを用いたキーボード設定についてご紹介します。
Unikeyをダウンロードする
Unikeyをダウンロードする時には専用のサイトからダウンロードすることができるようになっています。ダウンロードしたzipファイルを解凍して、その中にあるexeファイルを開いていくことで設定を行うことができます。
UniKeyが起動したら、起動後、上から3つ目のボタンを押下することによって設定メニューが表示されるようになります。日本語に慣れているユーザーがベトナム語のままだとまだ使いづらいことがあるため、この時は英語に切り替えておくといいと言われています。
そうするためには、所定の場所のチェックを外すと英語メニューとなるとされていますので、英語で設定を行ってからベトナム語入力を行うとよりスムーズなようです。設定を行うと、ベトナム語をアルファベット入力することができますので、この方法がローマ字入力に慣れている場合にはとてもおすすめです。
そこで、ベトナム語のアルファベットの入力例をご紹介してみたいと思います。
ベトナム語のアルファベットの入力例を知ろう!
ベトナム語のアルファベット入力はとても便利に入力することができるというメリットがあります。そこで、入力方法について具体的にご説明します。
ベトナム語でaと入力したい時にはアルファベットのaを入力します。ăはawと入力し、âはaa、bはbと入力します。cはc、dはd、đはdd、eはe、êはeeと入力を行います。gはg、hはh、iはi、kはk、lはl、mはm、nはn、oはo、ôはoo、ơはowと入力します。さらに、pはp、qはq、rはr、sはs、tはt、uはu、ưはuw、vはv、xはx、yはyと言うようになっています。
ベトナム語の入力はシンプルに入力できるようになっており、声調記号が付いているものは同じ文字を重ねるか、wも後に付けて入力するというシンプルな方法でできます。
また、ベトナム語の声調記号の入力は6つの種類があり、声調記号aは、声調記号名がdấu ngangで、この文字はaと入力します。dấu sắcというオン性記号名のáはasと入力します。dấu huyềnのàはafと入力し、dấu hỏiというả はarです。dấu ngãというãはaxと、dấu nặngというạはajと入力します。
まとめ
ベトナム語を入力する時にはTELEX入力でのベトナム語の入力が主流となっています。アルファベットからベトナム語入力を行うことができるので、これならローマ字入力に慣れている人も入力しやすいと言えます。
言語は慣れが大切と言われていますので、繰り返して練習して入力していくと入力もしやすくなるでしょう!
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